Nihonist Academy » 米国の金融改革の歴史:「オズの魔法使いの秘密」The Secret Of Oz – Japanese Script
Bill Still氏の金融改革についてのドキュメンタリー "The Secret of Oz"のフリー版が制作者のご好意によりYoutubeに掲載されています。
以前,制作者に連絡を取り,ボランティアで拙訳を試みたことがあったので,今回のフリー化を機に恥を偲んで掲載してみることにします。草稿状態のまま未推敲なので,読みづらい点はご容赦ください。(聞き取りが下手なので,間違っているところも多いです。コメントでご指摘ください。)
<「オズの魔法使いの秘密」ドキュメンタリーの説明>
このドキュメンタリーは,前作"The Money Masters"の続編にあたり,米国のMonetary Reformの歴史を取り上げつつ,今後どのようにして金融改革を行っていくべきかを提案している作品である。
前回の大作:1995年頃の作品 "The Money Masters"
この作品の翻訳はAnti-RothschildさんのHPにあった。
自分の家を設計する方法
"The Secret of Oz"では,有名な「オズの魔法使い」(プロジェクト・杉田玄白さん)の作者フランク・ボームの半生にスポットライトを当て,あの著名な幼児文学が,実は当時のJ・P・モルガン,ジョン・D・ロックフェラー等資本家によって仕組まれた大不況への痛烈な批判であったことを明らかにしてく。
そして,その資本家によるマネーの支配を脱するために,そして全国の貧困に苦しむ労働者のために立ち上がった約1世紀前(19世紀末)のポピュリスト政治家William Jennings Bryanという政治家を支援するための政治作品であった。
「かかし」や「きこり」といったドロシーの仲間たちや,ドロシーの銀の靴はいったい誰・何の象徴であったのか。そして,東と西の魔法使いと黄色いレンガの道はいったい誰に対する痛烈な批判なのか。
1世紀たった今も語り継がれる名作の,忘れられた背景に迫る。
あなたは人を憎むとき、あなたは何をしていますか?
Keyword: 金本位制,銀本位制,資本家,大恐慌,通貨発行権,議会の権限,ユリウス・カエサルの時代のローマ,全盛期の大英帝国の木製通貨タリー・スティックス,19世紀末の米国大不況
出演:ピーター・シフら
どうぞご鑑賞ください。
"The Secret of Oz"
日本語翻訳スクリプトダウンロード Japanese script download
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Bill Still氏の運営する"The Secret of Oz"公式サイトでは,米国内の活発な議論がなされています。米国国内の一般庶民のあいだでは金融貴族たちへの反発が根強く残っており,FRB(米連邦準備制度理事会)の廃止を訴える動きが続いていることは,ここ数年のメディアにもよく取り上げられています。
ただし,Bill Still氏は,金融改革論者の中でもロン・ポール議員らリバタリアンには批判的。問題は金本位制といった手段ではなく,「議会=すなわち国民の意思で選べれた代表者」が通貨を発行すべきだとしています。
この議会絶対主義という特徴は,民主革命を成し遂げ,英国の金融支配から脱出した米国ならではと言えるかも知れません。独立当時のジェファソン大統領,リンカーン大統領等数々の大統領が,英国の手下の金融資本による中央銀行を拒み続け,暗殺や脅迫を受けつつも,度々撃退してきた燦然とした歴史がある自信に他なりません。このあたりの経緯は,"The Money Masters"に詳しいです。
興味のある方や,Bill Still氏本人に疑問をぶつけてみたい方,きっと返事を返してもらえると思うので,Monetary Reforum掲示板を訪れてみてください。
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